協調性について

 お世話になっております。今日、こんな記事を読みました。
Find the meaning of my life.: 反逆児の仕事術005ースタンドプレーとチームワーク
 皆さんは、協調性は大事だと思いますか?私は大事だと思います。ただしそれは、「いい協調性」だけです。「わるい協調性」はいりません。

 「いい協調性」とは、「各々が自分のベストを出しきれる状態」のことだと思います。それぞれが自分の役割を果たし、最高の成果をあげる。想像するだけでゾクゾクします。個々が本気で取り組んでいますから、衝突もあるでしょうし、怠けていれば追い出されるでしょう。ですが、そういう環境でしか最高の仕事は成し得ないのではないでしょうか。

 「わるい協調性」は逆に、「各々がそこそこの能力しか発揮できない状態」のことだと思います。現象としては、八方美人率の上昇があります。人の頼みを断らず、嫌な顔をせずに引き受ける。一見正しいように見えますが、実は自分の能率が落ちているにも関わらず、「協調性」のために断れない、もしくは「協調性のある自分」を大事にするあまり能率が落ちていることにすら気づかない、という状態が実態ではないでしょうか。
 この状態が悪化すると、「あいつは協調性がない」といって特定の個人を攻撃するようになります。これはもはや「いじめ」です。そもそも、協調性があるのなら、協調性のない人間ともうまくやっていけるのではないでしょうか。

 私は「協調性がない」と言われます。もう慣れっこですし、性分でもあるので痛くはありません。ただ、業務の非効率な部分が「協調性」のために放置されているのはイライラします。失われた20年の間に構築された「協調性」を破壊するには、どうしたらいいのでしょうか。

以上