はれ

m_yamamo04172011-01-25

 今日はまた現場から憎むべき不具合一覧が上がってきた。相変わらずくだらない不具合が多い。不具合一覧やバグレポートの書き方は、こちらの記事が参考になる。これによれば、バグレポートに必要なのは、「再現手順」「期待される動作」「実際の動作」の3つである。しかし私のところに届く腹立たしい不具合一覧には、これがきちんとそろっているものはほとんどない。しかたなく、「実際の動作」から期待される動作を想像して対応することになる。例えば、「テキストボックスが無駄に長い」という指摘があれば、「入力文字数の最大および入力可能な文字種(全角・半角)およびフォントを考慮したうえで、最大文字数を入力したとき、一文字以上の隙間ができないように、また入力した文字が欠けないようにテキストボックスのWidthプロパティを設定する」という作業をする。このような例はまだ対応できるのでいい。問題は、試験担当の感性がむき出しになった指摘である。例えばこんなものがあった。「画面の項目が均一でない」。いったい、何をもって均一と判定するのであろうか。少なくとも、先ほどの例で幅でないことだけは確かである。まさか、「入力項目間の隙間をピクセル単位でそろえろ」とでもいうのであろうか。もしも私に相手の心を読み取る超能力でもあればよいのだろうが、残念ながらそのようなものは持ち合わせていない。明日こういうふうにきいてみよう。「こんな小学生レベルの指摘でプログラムを修正できると思っていますか?」
 ところで、「無駄に」というキーワードはビジネス上で使用するに妥当であろうか。不具合として扱うとはいえ、他人の仕事を「無駄」と呼ぶのはいかがなものか。早く撤退したい。そして、2度と関わりたくないものである。

 http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY201101240265.htmlについて。みんなこういう話に飢えているんだなあ。