はれ

 今日はよく働いた。
 一晩頭を冷やして考えて、まずは客先SEと話をして状況をお互いに把握することが必要だと思いました。こちらの状況が把握できていないから突拍子もないことを言うのかもしれないし。というわけで、朝一で電話。
「…という状況なのですがご存知でしたか」
「知りませんでした」
「昨日の不具合表はお客様も把握していますか」
「お客様には確認していません」
「修正したほうがいいというのはこちらも同じ思いですが、今はそこまで対応する余力がない状態です。お客様と相談して優先順位をつけていただけると助かります」
「わかりました」
 という流れでひとまず収まる。日ごろのコミュニケーションが疎かになるとよくあることではあるのですが。
 次は単体テストが終わった分のソースと試験仕様書を送付。
 それが終わったら、リポジトリのフォルダ構成を客先にあわせる。慣れない作業でどうにもならない状態になるとまずいので、先にソースを送るのがポイント。リポジトリを触るときは注意しないと。
 続いて客先から受け取ったソースを社内のソースとマージ。名前空間が変わったので、ビルドするとまっかっかに。usingをちょこちょこ修正したら解決したのですが、もともとのクラスを新しいクラスのラッパーにすればもっと影響を減らせたでしょうに。
 午後からは新しい助っ人の方と打ち合わせ。比較的軽い部分を担当してもらうことに。もし予定の半分しか実装してもらえなかったとしても、自分がカバーできる程度です。
 その後ようやく実装作業へ。マスタメンテ系の初期表示→新規→
修正という状態遷移をStateパターンで実装してみる。C#の経験値がたまってきたこともあって、1週間前とは比較にならないほど作業がスムーズになりました。何をやってたんやろう。
 メンバーの話。簡単な画面を動かすだけなら僕と同じくらい。ただ、フォントがそろってない、コメントが一切書いてない、フォルダを移動したときの名前空間の修正ができていない*1、などなど品質の面で差がある、と自分では思っています。複雑な画面になるほど差が激しくなるようで、メンバーが「全然わからん」と投げ出した画面も、自分なら一日程度で実装できそう。
「社内SEは使えない」「どうせ作り直せって言われる」などのIT業界の噂を、嫌みったらしく言う。だいぶなれたけど、プロジェクトの打ち上げなんかで飲む機会があればやめたほうがいいって提案するのもありだな。今回は散々馬鹿にしてる社内SEに尻をぬぐって貰ったっていう事実もあるし。

*1:言語はC#ですがコーディング規約でフォルダ構成と名前空間を合わせるように規定されています。